西園寺氏ゆかりの城址を訪ねて
宇和地方は鎌倉時代中期の嘉禎2(1236)年に西園寺公経が鎌倉幕府に頼み込んで、自己の荘園としました。幕府滅亡から南北朝分立に至る動乱と西園寺宗家断絶の混乱の中で、公経の昆孫にあたる公良が年貢収入の安定化を図って宇和郡に入り、在地の土豪を支配下に組み入れて領国支配を開始しました。戦国時代には、西園寺十五将と称された被官武将を抱え領土を治めました。今回のツアーでは、西園寺氏の居城である黒瀬城館群や、その家臣で有名な土居清良の居城である大森城や、東西900m・南北600mに及ぶ広大な城域を持つ高森城などを見学します。