いにしえびとの旅路をたどる
紫式部は藤原道長の娘の中宮彰子に仕える以前、越前国司として赴任する父藤原為時とともに越前を訪れ、1年余りをすごしました。為時の屋敷跡とされる京都の廬山寺を出て、琵琶湖西岸から北岸、大陸からの来訪者を迎える松原客館があった敦賀、越前国府があった武生(越前市)へと式部たちの旅路をたどります。
廬山寺では「源氏物語」執筆の場だったことを記念した「源氏庭」を見学。紫のキキョウの花が咲きはじめるころです。武生の紫式部公園では平安貴族の寝殿造り邸宅の庭を再現した庭園を散策します。琵琶湖クルーズ(竹生島クルーズ)で当時の舟旅をしのび、白鬚神社(高島市)、塩津(長浜市)、越前から京への帰り道に通った琵琶湖東岸(近江八幡市、野洲市)などにある紫式部の歌碑もめぐります。式部たちの越前行きの季節とされる旧暦の夏に訪ねます。式部一行が苦労して越えたという峠道などは通らずに遠望し、なるべく歩かないコースを選びます。