綿向山(わたむきやま)は、鈴鹿南部、主脈から西に少し外れた場所にある山で、地元・滋賀県日野町から見ると、その大きく美しい山容が目に留まります。標高1,110mにちなんで、毎年11月10日を「綿向山の日」と制定するなど、鈴鹿の中でも地域に密接した山であると言えます。竜王山とをつなぐブナの尾根からは鈴鹿の主脈が見え隠れし、天気の良い日は御嶽山や北アルプスを眺望することができます。また、山頂にある「青年の塔」と名付けられた日野町の青年によって建てられたケルンは、2020年に50年目を迎えます。
山旅に馴れた認定登山ガイドなど山好き視点からの登山コラム