京都と滋賀を結ぶ道は数多くありますが、如意越(にょいごえ)は、京都・鹿ケ谷から大津・三井寺までを結ぶ、約11kmの山越の古道になります。「平家物語」によると後白河天皇の皇子・似仁王と、源三位頼政が平清盛に反旗を翻した時に、如意越を通って三井寺に入ったことが描かれており、その後江戸時代には、京都から三井寺を参拝する人々が歩く信仰の道となりました。古道には地蔵や遺跡が現在も点在して遺されています。今回は、三井寺から京都へ向かい、途中、京都市のシンボルの山「大文字山」の山頂を踏み、下山後は哲学の道を北上し、銀閣寺前で現地解散します。