阿弥陀岳(あみだだけ)は、八ヶ岳最高峰・赤岳の西方に位置し、急峻な岩稜で構成されています。岩場やハシゴを越えて山頂に立つと、阿弥陀如来の石像があり、赤岳を間近に望むことができます。往復コースや赤岳との周遊コースも人気ですが、今回は御小屋(おこや)尾根を下り、御柱山(おんばしらやま)を目指します。「御小屋(おこや)の山の樅(もみ)の木は里に下りて神となる」という木こりの歌があり、諏訪大社の御柱祭で使われる8本の支柱は、この山で伐り出されます。諏訪の山岳信仰と伝統を、自然と共に感じてください。
山旅に馴れた認定登山ガイドなど山好き視点からの登山コラム