八ヶ岳は、一般的に夏沢峠を境に北側を『北八ヶ岳』、南側を『南八ヶ岳』と呼んでいます。本格的な縦走が始まる2日目は、針葉樹林のおだやかな尾根が連なる北八ケ岳の中間部・麦草峠を起点に、天狗岳へ登頂し、根石岳(2603m)・箕冠山(2582m)を越え、北面の爆裂火口が特徴の硫黄岳へ向かい、硫黄岳山荘で宿泊します。3日目は、このツアー一番の山場となる南八ケ岳の岩稜尾根の縦走です。高度感のある岩を巻いていく横岳、八ヶ岳連峰最高峰の赤岳、さらに鎖場やハシゴを経て権現岳へ。権現岳を越えて「遠い飲み屋」の看板を掲げる青年小屋で宿泊し、最終日は南八ケ岳の終点・編笠山を経て、観音平に下山します。編笠山はこれまでの険しい岩尾根と異なり、美しい裾野が広がる広葉樹の山です。移り変わる八ケ岳の植生が見れるもの、縦走の魅力のひとつではないでしょうか。