トムラウシ山は、北海道の大雪山系に連なる名山で、先ず、山名が「カタカナ」というのも日本百名山でも余り類を見ません。また、花の山としても有名で、周辺には、南沼、ヒサゴ沼などが点在します。岩と高山植物の美しい自然庭園を見ながら、トムラウシ温泉登山口から、往復ルートでトムラウシ山を目指す上級者向けのツアー登山です。深田久弥の著書「日本百名山」では、トムラウシの名前の由来は、十勝川の上流、トムラウシ川から来たもので、トンラウシと呼ぶのが正しい。と紹介しており、トンラは「水垢」でラウシは「多いところ」を意味する。とも紹介してます。筆者は、トムラウシ山を2度訪れた経験から僭越ながら申し上げますが、小川のせせらぎと高山植物、そしてお花畑との組み合わせが、ここより美しい山を知りません。北海道で最も有名な山のひとつです。岳人の皆さま「神々の遊ぶところ」へ一度ご登頂してみてください。
山旅に馴れた認定登山ガイドなど山好き視点からの登山コラム