山々の形はそれぞれ特長があるのですが、基本的には三角形をしています。その中で、後立山連峰の盟主、鹿島槍ケ岳(かしまやりがたけ・写真)は、なんといっても美しい双耳峰が特長です。今回のコースでは、赤岩尾根から鹿島槍ケ岳を目指します。この赤岩尾根はよく整備されており最短距離で鹿島槍ケ岳へ登れますが、急登に加え、ハシゴや鎖がつく岩場もあり、なかなか登りごたえのある登山道です。冷乗越まで登りきれば、立山剱岳方面への展望が開けます。鹿島槍ケ岳と爺ケ岳を登った後は、比較的穏やかな柏原新道で下山します。
山旅に馴れた認定登山ガイドなど山好き視点からの登山コラム